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引越し時のベッド搬出の注意点と処分方法

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ベッドには様々な種類があり、サイズも様々です。その為個人では運びやすいベッドもあれば運びにくいベッドもあります。

中には、ベッドだけ業者に運搬を頼む方もいると思います。それでは引越し時のベッド搬出の注意点と処分方法について種類別にご紹介します。

1. 一般的なベッドのサイズについて

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JISのS1102:2004には住宅用普通ベッドについての規格が決められています。ここでいう住宅用普通ベッドとはマットレス・マットレスを支持する構造体(木枠やパイプなど)のことを指し、ソファーベッドや二段ベッドなどは含まれていません。

JISにはサイズも明記されており、幅は820mm(以下省略)、980、110、1200、1400、1520。長さは1950、2050となっています。

それぞれの寸法には制作許容差(誤差)も設定されています。一般的にベッドのサイズはシングルやダブルなどと表現され、JISの規格に基づいています。

下記にその名称と一般的な幅を記載します。寸法はメーカーによって若干異なります。

  • セミシングルサイズ 幅820mm程度
  • シングルサイズ 幅980mm程度
  • セミダブルサイズ 幅1200mm程度
  • ダブルサイズ 1400mm程度
  • ワイドサイズ 1520mm程度

最近では更に大きなサイズのベッドも存在します。

  • クイーンサイズ 1700mm程度
  • キングサイズ 1800~2000mm程度

2. ベッドの種類 

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 一般的なベッドは、マットレスと枠(フレーム)がセットで売っている場合と、マットレスのみや枠だけ売っている場合があります。

寝心地に直接影響するマットレスの構造は、バネが連続して連なっているボンネルコイルという構造やそれぞれのバネを単独で袋に包んだポケットコイルという構造などがあります。

どちらもバネを使用したものですが、ポケットコイルを使用したマットレスの方がたくさんバネを使用するので重くなる傾向があります

ちなみに一般的にはボンネルコイルよりもポケットコイルの方が硬いマットレスのようです。

ベッドの枠には、木製、金属、ファブリックなどがあります。

脚付きマットレス

脚付きマットレスは、マットレスに脚がついてるもので価格も比較的安いので使用されている方も多いのではないでしょうか。

引っ越しの際は脚を外してマットレスを運びます。普通のベッドだと、フレームとマットレスが別になっているので、女性の方だとベッドを少し動かすのでも大変だと思いますが、脚付きマットレスであれば普通のベッドよりも動かしやすいのがいいところです。

 

ニトリで販売している様な圧縮できるマットレスの場合は、コンパクトにし、段ボールなどの梱包も可能ですので、搬出する際も楽です。マットレスの圧縮方法は下記の動画が参考になります。

 

 

3. その他ベッドの種類

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前に記した一般的なベッド以外にも様々な種類があります。

ソファーベッドはご存知の通り、ベッドにもなるソファーのことです。

ベッドにして使用するには2個用意しないといけない分割式のとても小さなソファーベッドや、普通のベッドと同じようにシングルサイズやダブルサイズなどと同等の大きさのものもあります。

2段ベッドやロフトベッドは組み立て式が多く、木製や金属製のパイプで作られているものが殆どです。

3段ベッドというものもありますが、こちらも同じように木製や金属製のパイプで作られており、分解し持ち運ぶことが出来ます。

折り畳みベッドは使用していない時に折りたため、省スペースにも収納することが可能です。その為、多くのものは軽く持ち運びも容易にすることが可能です。

その他にもウォーターベッド、通気性の良い「すのこベッド」「畳ベッド」などもあります。

4. 自分で運ぶ場合のベッドの搬出方法

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自分でベッドを運搬しようと思う時、それが可能かどうかは、ベッドサイズ・ベッドの種類が大きく関係してきます。

まずはベッドが解体できるタイプかどうかを確認しましょう。

ベッドの種類によっては、2段ベッドやパイプベッドのように解体してコンパクトに運搬できるものもあります。

ニトリのベッドのような最初に自分で組み立てるタイプは分解も出来ます。解体できるベッドは、通常解体したうえでビスやナットなどは袋に入れてベッドのフレームにテープでとめて運搬します。

搬入搬出先が1階の場合は、解体せずにそのまま運ぶ方が楽な場合もあるのでケースバイケースで対応しましょう。

マットレスのサイズが大きいと、車やトラックに入らないこともあります。またマンションのエレベーターに入らなかったり、扉や廊下から搬出できなかったりすることも考えられます。

家具のサイズ測り方

次の4点に注意!
  1. ベッドは解体できるタイプかどうか?
  2. 車、トラックに載せられるか?
  3. エレベーターは通るか?
  4. 扉、廊下の曲がり角は通るか?

5. 業者にベッド搬送を依頼する場合は10,000円~14,000円

業者にベッドを搬出してもらう場合、通常、解体や梱包も業者でしてくれます。重いベッドや解体できない大きなベッドは、特殊な車両を必要とする場合もあるので注意が必要です。

不安があれば、予め見積もりの際にベッドも見てもらいましょう。

大きな荷物はサイズ制限により単品で送れない業者も少なくない中、ヤマトホームコンビニエンスや赤帽などではベッド単品で送ることも可能です。

 

ベッドだけ搬出したい場合は、通常の引っ越し業者よりも安くなる場合もあるので検討してみてはいかがでしょうか。

6. ベッドの処分

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それほど高価でないベッドであれば、業者に搬出・搬入を依頼するよりも自分で処分し新しく買い直してしまう方が得する場合もあります。

ベッドのみ搬送でも業者に頼むと10,000円~14,000円程度の出費になるため、安いベッドなら処分して新しく買い直す方が賢い選択だと思います。

通常、ベッドの処分は粗大ごみになりますが、処分費用やルールなどは自治体によって異なるので、お住まいの自治体に確認しましょう。

リサイクルショップの中には、トラックを持ってきて搬出・買取してくれる業者もあります。処分前に、一度検討してみるのもいかがでしょうか。

関東圏のベッド買取をしてくれる業者

 

著者プロフィール

パピヨン 引越し女子部

パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。

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