12月の引越し料金相場と予約の空き状況を調査!
更新日:2021年04月13日
11月は寒くなってきて辛いなあと感じますが、12月は寒くても街中がイルミネーションで綺麗ですし、クリスマスがあるので気分的にワクワクする時期ですよね。12月の印象は学生さんと社会人で変わってくると思います。
仕事をしている人ならば、今年中にキリをつけるために時間に終われる日々が続き、週末になると忘年会もたくさん行われます。
12 月といえば師走。「師走」という言葉にはいくつかの意味がありますが、「師」を僧侶や先生と捉え、「僧侶や学校の先生も走り回るほどの忙しさ」という意味や、「師」を仕事や四季(年)と捉え、「一年の最後、仕事納めの月」という意味もあるそうです。
そんな感じで忙しい12月ですが、年末に引越しする人なんていないから安いよね?と思うかもしれません。しかし、12月の最終週だけは引越し繁盛期になるので要注意です。
引越し料金の増減は人口の変動量にも関連します。人口の移動量は12月も11月と同じ水準です。
12月の最終週は混み合います
賃貸物件は月末を最終契約日としていることが多く、各月の最終週は引っ越し需要が高まる時期なので、どの月も最終週は引越し業者も忙しくなりますが、年末は特別に忙しくなります。
年末ギリギリは正月は絶対に新築で過ごしたいという駆け込み引越しや、年を越せない人(夜逃げ)等、毎年当日に予約するような急な引越しを申し込む人が多いんです。
年末は毎年忙しい時期です。逆に1月は12ヶ月の中で1,2を争うほど暇な時期なので、新居での年越しに拘らないのであれば1月の方が安く引越しができます。
12月の縁起のいい日・悪い日カレンダーをチェック!
引っ越しでチェックしておく吉日は全部で3つあり、「一粒万倍日」「天赦日」「大安」がものごとを始めるのに良いとされている日です。
2021年12月の大安は4日、10日、16日、22日、28日。一粒万倍日は12月3日、17日、18日、29日、30日です。拘りがなければ大安や一粒万倍日を避けた予定で組むと割引を狙いやすいですよ。
逆に値段を気にせずに、より良い日を選ぶなら『12月4日』は大安+一粒万倍日で非常に縁起が良いです。入籍などおめでたい行事にも最適ですが、平日なのでお日柄を気にする方の引越しにもおすすめです!
行事・イベント
- 冬至(12月22日ごろ)
- クリスマス・イブ(12月24日)
- クリスマス(12月25日)
- 冬コミ(12月の年末)
- 大晦日(12月31日)
- 年越し蕎麦
- 除夜の鐘
- 大晦日の特番
- 年越しライブ、コンサート
- なまはげ(12月31日)
12月の引っ越しの傾向
12月は比較的引っ越し件数は少ないのですが、12月下旬になると大型連休に入るので、引越しがしやすい時期ですし、年内に引越しを終えたいという方もいるので、引越し件数も増えます。
一方で年末以外は引越し件数も少ないので、料金を抑えて引越しができると思います。
年末年始は、引越し業者も連休に入ることが多いので、その時期は引越し業者が決まらなかったり、高い見積もりが出る可能性があります。
年末に引越したい方は早めに予約をしておくことをお勧めします。
12月の引越し料金の目安
SUUMOの引越し料金の相場を見るとおおよその引越し代の相場がわかります。価格comや引越し侍など各社サービスでも平均料金が公開されていますが、集計データの数が一番多いのがSUUMOで他社よりもデータの平均値が信頼できます。目安の確認におすすめです。
通常期(5月~1月)の引越し料金平均相場
繁忙期(2月~4月)の引越し料金平均相場
おおよその平均額はこのようになっています。
引越し件数の月別繁閑指数
わたしもよく参考にさせていただいているYahoo!知恵袋(引越カテゴリーマスター)のtwinkle19611117さんという30年近く引越屋で仕事をしている人が書かれている割引率・割増率が非常に参考になります。
引越業界には繁閑指数というものがあって、去年の引越し件数を元に計算され、6月~7月第2週、9月~12月の第2週までを「100」とした数値です。
数値が小さいほど、引越件数が少なく割引が大きくなります。大きくなると、割引が少なくなったり、なくなったり、割増料金がかかります。
- 1月=30
- 2月=35
- 3月1日~3月19日=350
- 3月20日~4月5日=1150
- 4月6日~4月第3週=350
- 4月第4週~5月第2週=450
- 5月第3週~5月末=200
- 6月~7月第2週=100
- 7月第3週~7月末=300
- 8月第1週~8月第3週=200
- 8月第4週=300
- 9月~12月第3週=100
- 12月第4週=350
12月は100にあたりますので、繁閑指数は丁度平均値になりますが、第5週の最終週は350!12月はおおよそSUMMOの平均料金に近い見積額になりますが、年末は通常の約3倍の見積額が提示される可能性もあるので注意しておきましょう。
12月の単身引越し予約の空き状況をチェック!
引っ越し業者の最大手アート引越センターではWEBからの入力のみで見積金額が表示される単身引越しスイスイ見積もりというシステムがあるので、これを利用して現在の引っ越し予約状況と金額を調べてみました。
荷物量と距離だけで算出していますが、目安としては参考になると思います。大型家具、大型家電は全然なくて荷物量が少ないという人はさらに安い料金になります。
条件:東京から神奈川/単身の一般的な荷物量
※2020年のデータです。
東京と神奈川県の直線距離は約46km。単身程度の荷物なら50km未満の近距離の場合は平日・土日問わず130,350~となっています。11月の水準と同じです。
条件:東京から大阪/単身の一般的な荷物量
東京と大阪間は直線距離で約400km。この移動距離になると単身でも249,700円~の予算をみておく必要がありますね。
祝日は11月よりも早いペースで予約が埋まっていいる印象です。今年は早めに予約を取っておいた方が良いかもしれません。
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まとめ
年末年始の12月31日、1月1日・2日は引越し業者も休業している会社も多く、Uターンラッシュや帰省などの渋滞に巻き込まれ、予定通りトラックが進めず時間が読めなくなるので特別な理由がなければ避けた方が安全です。
新年度を新居で迎えたいという人は多いので、土日の予約が埋まっていくペースは11月よりも早くなります。
どうしても年度内に引っ越しをしたい方は早めに予約をして、年越しは旧居でも気にしないという人は、年を越えた1月は1年の間で最安値の相場になるので、1月の引っ越しの方がスケジュールが組みやすく、お得に引っ越せますよ。
著者プロフィール
由依
夫が転勤族だったため2~3年毎に引っ越していました。 今は落ち着いた生活をおくっています。