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【引越し】金庫の運搬・買取・処分の方法!

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重くて運びにくい印象のある金庫ですが、実は一般家庭で使われている金庫も用途によってさまざまな種類があります。

現金を自宅で管理している方の中には、金庫を所有している方もいると思います。

そんな一般家庭にある金庫の梱包・運搬・処分の方法について紹介します。

1. 金庫にはどんな種類があるのか?

一般家庭で使用されている金庫にもいくつか種類があります。引越しの時に重要になってくるのが金庫の重さですので、重さを交えて紹介していきます。

まず、初めに連想する金庫といえば、盗難対策として使用される「防盗金庫」だと思います。

 防盗金庫は、耐火性能があり、破壊しようとしても壊れない最強の金庫です。盗難対策してロック機能があるのはもちろんですが、金庫ごと盗まれないようにかなりの重量物となっています。

例えば、小型の約60cm四方の防盗金庫で300kgもの重みがあり個人で運ぶのは困難です。

次に火災対策として使用される「耐火金庫」があります。

国内用の耐火金庫はJIS規格に基づき作られているものが多く、 一般紙用2時間耐火性能試験、耐破壊性能15分試験(TS-15)、一般紙用30分耐火性能試験など、その規格や容量によって材質・厚みなどが異なる為、5kg程度のものから数百kgするものまで重みも様々です。

個人用やオフィスセキュリティ用に作られた「貴重品保管庫」は、小型なものが多く先に紹介した防盗金庫や耐火金庫に比べてリーズナブルなのが特徴です。

10kg前後のものが中心に、重いものでも100kg未満となっています。

 とてもコンパクトなサイズで、通帳や証明書関係、パスポートなどを入れる手提げ金庫は数百gから数kgの軽量なものが殆どで、通常一人で運ぶことも容易にできるものです。

2.引越し業者に運搬を頼む場合に注意しておきたいこと

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金庫を引越業者にお願いする場合、現金や印鑑、有価証券などの中身は全て出さなくてはなりません。

断られる場合もある

引越し業者や運送業者は標準引越運送約款に基づき貴重品の運送は断っても良いことになっているからです。

また、同じく標準引越約款に基づいて別の理由で断られる可能性もあります。特殊な管理を要すると判断された場合や見積もりなどの時に申告せず運送するときに適した設備が無い場合です。

3.重い金庫は普通の引越し業者ではなく重量物を取り扱う業者へ

引越し業者で金庫の運搬を断られなくても、非常に重い金庫を運ぶ場合は重量物を取り扱う業者へ頼むことをお勧めします。

運搬を出来たとしても引っ越し先の住まいによっては、床が抜けたり傾いたりする恐れがあるからです。

また、金庫の大きさやエレベーターの種類、搬入先によっては部屋に搬入するのが困難な場合もありますので注意が必要です。

金庫の輸送を行っている業者を紹介します。引越し先の床の状態などを調査しているかどうかは、各企業のHPや問い合わせで確認してみてください。

4.自分で金庫を運ぶ場合

自分で金庫を運ぶ場合とそうでない場合の判断の目安は、金庫の重さです。2人で運ぶ場合の目安としては40kg~50kg以下にしましょう。

重い金庫の運搬は腰などを痛めてしまう可能性もありますので、業者に頼みましょう。

5.金庫の梱包方法

業者に金庫の運送を依頼する場合は、業者の方がしてくれますので、梱包については気にしなくても大丈夫です。

自分で運ぶ場合には、運べる金庫の重さにも限界がありますので、先ほど述べた40kg~50kg以下の金庫であれば、保護することはもちろん、持ちやすいように梱包するのがポイントです。

梱包材とロープを用意

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梱包材を金庫にまいた後、4ヶ所の足があれば上手くロープなどで引っ掛けて運搬中にロープがほどけないようにします。

運搬時にはそのロープを利用し運びます。足が無い場合やロープの巻き方に不安がある場合、運送する車両までは壁や落下に気を付けながら手運びしてください。


荷台に乗せた後に毛布やダンボール、梱包材などで保護する方法もあります。注意点としては、重い金庫の場合必ず一番下に載せるということです。

重い金庫を他の荷物の上に載せると、その重みで他の荷物が潰れたり、破損したりする可能性があるので気をつけてください。

6.金庫の処分方法

金庫は通常、一般ごみとしてはもちろん燃えないごみや粗大ごみとしても処分することが出来ません

その為、金庫の処分は産業廃棄物処理業者に自分で持って行ったり、リサイクルショップなどで買取してもらったり、回収業者に依頼したりする必要があります。

買取の際、重要になるのは外観の他にメーカー、型式、年式、鍵が揃っているかなどです。

金庫を買取してくれる業者
有料で金庫を処分してくれる業者

その他にも買取・回収してくれる業者はあるので調べてみてくださいね。

まとめ

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重たい金庫をお持ちの方は、依頼している引越し業者が金庫を運んでくれるのか確認が必要です。また自分で金庫を運ぼうと考えている方がいたら50kg以上の金庫は自力で運ぶと怪我をする可能性もあるので業者に頼むことをおすすめします。

引越しの際に金庫を処分しようと考えている方は、普通のゴミや粗大ゴミでは金庫は処分することができないので、購入してくれる業者に買い取ってもらうか、回収業者に依頼してくださいね。

著者プロフィール

引越し女子部 パピヨン

パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。

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