引越し女子部公式ブログ

引越し部員達が女性目線から引っ越しや住まいに関する悩み解消方法をわかりやすくまとめています。

引越しによる子どものストレスについて

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引越しって精神的にもストレスがかかりますよね。私たち大人でも新しい環境にストレスを感じているということは、子どもも同じように負担を感じているものです。

我が家でも、引越しによって子どもの様子がおかしかったり、いつもと違う行動をとったりしていた時もありました。

その子の性格にもよりますが、引越し前後は親も大変なので、子どもがストレスを感じていることに意外と気づけなかったり、ケアができなかったりするんですよね。

今回は、そんな引越しによる子どものストレスについて考えていきたいと思います。

1. 引越しでストレスになる要因

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引越しで子どものストレスになる一番の要因は、環境の変化です。住む家が変わり、学校や幼稚園も変わり、場合によっては家族構成も変わります。

住む家が変わったばかりの時は、必要なものが見当たらなかったり、自分の家にいても慣れない為、落ち着かなかったりします。

引っ越してすぐは新しい家が居心地のいい空間とは思えず、子どもにとって落ち着ける場所にはなっていないのです。それが子どものストレスにもなっていると考えられます。

また、慣れ親しんだ友達と離れることは、子どもにとって大変辛いことでもあります。

私の息子も引越しの際には、友達と離れたくないと泣いていましたし、私の夫も小学3年生の頃に転校した際、転校が辛く転校した当日のことを未だに覚えているそうです。小さい子どもにとって引越しはとても心に負担がかかることなんですよね。

2.子どものストレスのサイン

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子どもがストレスを感じているかどうかは、普通に生活をしていると気づかないことも考えられます。また私たち大人も新しい環境にストレスを感じますよね。

引越し後の手続きや新しい人間関係のこと、慣れない環境に戸惑う大変な時期です。そんな時期は自分のことでいっぱいいっぱいになってしまい、子どものストレスのサインを見逃してしまいがちです。

親にとっても大変な時期だとは思いますが、子どもをよく観察してストレスのサインを見逃さないようにしてあげてください。子どもによって、泣き出したり、蕁麻疹(じんましん)や湿疹(しっしん)が起きたり、カンシャクを起こしたり、甘えん坊になったり・・・。

これらの症状は、少し様子をみていれば分かるものですが、中には分かりにくい子どももいます。我が家もそうでした。

我が家の例

我が家が最近引越したのが、ちょうど1年前。当時、小学5年生の息子は引越しをて数日後「学校へ行きたくない」と言い始めました。

引越す前も、同じようなことを言っていたこともあったので、また始まったとばかり思っていましたが、今回は違いました。それまで問題を起こしたことの無い子どもでしたが、しばらくすると学校へスマホを持っていき先生から連絡がきたり、親に嘘をついて、友達におごるようなことをするようになってきたのです。

スマホについては、理由を聞くと友だちにスマホを持ってきてと言われたとのこと。ストレスの度合いは本人にしか分かりませんが、今思えば、家に遊びに来る友達が引越し後コロコロ変わっていたのも、引越す前のような友だちをみつけようと一人奮闘していたのかもしれません。

参考

2歳児いて引越しした方、子供は変化あった? | ママの交流掲示板 | ママスタ☆BBS


3. ストレスを感じている子どもへの対応は?

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一番の近道は、子どもが何をどう感じているかを聞きそれを知ることです。なかなか自分から言い出さないお子さんもいると思いますので、普段から子どもの話を聞いてあげることが大切です。

我が家では「学校へ行きたくない」と言っていた息子に対し、最初は夫が頭ごなしに「いいから行け!」と怒っていたこともありますが、本来は「なんで行きたくないのか?」を聞いてあげるべきでした。

素直に子どもが話してくれるとは限りませんが、そういった姿勢を見せてあげることで子どもも親は味方だと感じ取り、いずれ自分から話をしてくれるようになると思います。

引越し後に限らずいつでも子どもに寄り添ってあげることは大切なことですよね。引越し後は特に、私たちもストレスを感じて余裕もなくなりがちですが、子どもはもっとストレスを感じとっているので、たくさん話を聞いてあげてくださいね。

ストレスの要因を聞き、会話をして、子どもの言うことを否定しないことが大切です。

4. 引越して良かったと思えることを作るのも大切

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引越し後、公園などのレジャー施設でもよいですし、外食でも、子ども部屋を作るでもいいですので、引越して良かったと思えることを作ってあげてみてください。我が家では、DIYで子ども部屋をリフォームし、車で10分程度にある大型の公園にたまに連れて行ったり、毎週のように温泉に行ったりしました。

引越して楽しいことが見つかり始めると、自然と引越す前は良かったということよりも、これからどうしたいという希望を込めたことを言うようになり始めます。是非、何でもいいので子どもが楽しいと思うことをしてあげてみてください。

まとめ

出来れば、引越しをさせて子どもに転校(転園)をさせたくないと考えている方も多いと思います。しかし、実際問題仕事の都合で転校させなくてはならない場合には、引越し後の子どもへのケアが何より大切です。

同じような悩みを持った子どもやそのお母さんも多いと思いますが、時間が解決してくれると思います。それが短いか長いかは人によって違うと思いますが、我が家では、引越し後子どもが精神的に落ち着くまで1年かかりました。

また夫も子どもの頃の転校は辛かったけど、転校したことで順応力が身についた気がするとも言っていましたし、転校してよかったと思うこともあるようです。

転校することにネガティブにならずに、子どもに寄り添ってあげることができれば、子どもも新しい環境を楽しんでくれるようになるはずです。

いつも以上に子どもの様子にアンテナをはり、親子の会話のキャッチボールを大切に日々を過ごしてあげてくださいね。

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著者プロフィール

パピヨン 引越し女子部

パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。