年末の掃除には重曹が便利!
年末の時期は大掃除をする方が多いと思います。また、年末年始の異動により引越しをするという方もいらっしゃいますよね。大掃除をする際、皆さんはどんなものを使用して掃除をしていますか?
今回は、引越しにも役に立つ掃除で使う「重曹」についてご紹介していきます。
1.重曹とは?
掃除でよく使用される「重曹」は炭酸水素ナトリウムのことで、別名重炭酸ナトリウム(NaHCO3)の略称です。
純度の高い順で薬用、食用、工業用があります。消火剤やベーキングパウダー、入浴剤など色々なものに使用されておりますが、掃除で使用する際は工業用の重曹を準備できれば十分です。
重曹の特徴
・安心安全
自然界に存在するものなので、化学物質が含まれておらず体や環境に優しいです。重曹を使用して排水しても海や川を汚す心配がありません。
・弱アルカリ性
重曹は弱アルカリ性です。酸性の汚れや匂いには強いので、油汚れの掃除や消臭に役立ちます。
・発泡性がある
温めると二酸化炭素が発生してアルカリ性が強まります。頑固な汚れやコゲ付きが浮いて取りやすくなります。
・研磨作用
重曹は粒子が程よい硬さなので、擦った部分を傷つけずに汚れをしっかり落としてくれます。
2.キッチンのコンロや換気扇の油汚れに
キッチンや水回りは油汚れが多いので、油の分解をしてくれる重曹はとても有効に働きます。
コンロ
コンロの清掃で重曹を使う場合、五徳などの部品を外し、その部品は重層に溶かした水に浸します。コンロ自体はパウダー状の重層を振りかけ、濡らしたキッチンペーパーでコンロ全体を覆います。
30分放置したら拭き取りながらキッチンペーパーを取っていき、布巾などで重曹をふき取っていきます。最後に、コンロの部品をスポンジで汚れを落とし、乾燥させてから元に戻せば掃除が完了です。
換気扇
キッチンの換気扇も油汚れがこびりつきやすい場所でもあります。掃除の際には換気扇を分解し、重曹を溶かしたお湯に2時間程度付け置きしてから、スポンジでこすると汚れが落ちやすくなります。
重曹とお湯の目安ですが、シンクに入るのであれば、シンクにお湯をためておいて、重曹1カップが目安です。シンクに外した換気扇が入らない場合には、大きなゴミ袋を2重にし、その中に入れると良いです。
また換気扇の汚れがあまりに酷い場合には、水:重曹=1:2のペースト状の重曹を作って分解した換気扇に塗っていくという方法もあります。頑固な汚れの場合には、このペースト状の重曹を塗って1時間程度したらスポンジなどでこすって落としていく方が効果的なようです。
3.シンクの汚れに
シンクには水垢などの汚れが付着しています。シンクも重曹を使うことで、ピカピカにすることが出来ます。
まずは、シンクを軽く洗い流し、シンク全体にパウダー状の重曹を全体的にふりかけます。10分後、スポンジで重曹を洗い流せばピカピカになります。
4.トイレの汚れには重層+クエン酸
まずはじめに、トイレに重曹をふりかけます。次にトイレの水にクエン酸を入れます。トイレブラシで、重曹とクエン酸の水を混ぜながらこすることで泡が発生し、汚れを落としてくれます。
気になる隅部の汚れには、トイレットペーパーで湿布することで汚れが落ちやすくなります。最後に水を流せばお掃除が完了です。
5.浴室内の汚れに
浴室内を掃除する際は、重曹と酸素系漂白剤で作ったペーストを使用してください。
汚れやカビにペーストを塗り、その上からラップでカバーしてください。4時間以上放置した後にお湯で洗い流したら完了です。
6.洗濯槽の汚れに
洗濯槽の汚れにも重曹は効果的です。45〜50度のお湯を満水の位置まで貯め、重曹を1カップ入れてください。その後、標準の洗いコースで開始し、5分程回し、排水する前に洗濯機を停止させます。
4〜5時間程放置したら汚れが浮いてくるので、その汚れをネット等ですくいあげ、すすぎから脱水まで行えば完了です。
7.最後に
いかがでしたでしょうか?
重曹は体に害がない上に、家中どこでも掃除ができる優れものです。
私も重曹を使った掃除方法を知ってから、掃除に欠かせないアイテムの一つになりました。是非皆さんも今年は一度使用してみて、重曹の効果を体験してみてください。
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著者プロフィール
パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。