東京オリンピックのために引越すならどこの場所に住む?
2020年に開催予定であった東京オリンピックは今年度に延期されましたね。開催されるにしても、無観客での開催になる可能性もありますが、実際に東京オリンピックが開催される会場に住む人々への生活環境や地価への影響があると言われております。
せっかくこれから東京へ引越すのであれば、オリンピック会場も気にしておきたいところです。
それでは東京オリンピックに合わせて引越すならどの地域がおすすめなのかご紹介していきます。
東京オリンピックの会場はどこか
オリンピックの会場は、競技によって異なります。東京招致の際に売りとしていたコンパクトな会場配置は、基本的に現時点でも会場予定地に反映されており、有明・お台場を中心とした東京ベイゾーンと国立競技場や日本武道館などを中心としたヘリテッジゾーンの非常にコンパクトな会場配置となっています。
尚、セーリングや自転車競技は神奈川県で、サッカーは宮城県や埼玉県などでも予定されています。
東京オリンピックは不動産に影響がある?
- 東京オリンピックの開催期間は2021年7月23日(金)~8月8日(日)
- 東京パラリンピックの開催期間は2021年8月24日(火)~9月5日(日)
と合計しても開催期間は1ヶ月半の短い期間です。いくらスポーツ好きであっても、オリンピックだけのために物件を選ぶ人はほとんどいません。それではなぜ、不動産に影響があるという見方もあるのでしょうか?
それは、投資目的により会場近くへの投資が増えたり、近隣のインフラ整備や駅前開発のような公共事業に対する投資によって利便性が良くなると考えられていたりするためです。
東京オリンピック終了後には地価が暴落!?
東京オリンピック会場近くでは、2016年時点で既に限定的な地域ではあるものの、地価が上昇している地域がありました。
WBSで地価上昇率のニュース(なんかタイムリーだ)。外国人観光客が多いところが軒並み上がったようだ。東京オリンピックまではこの傾向は続くかもしれないな。
— two4430 (@ttwo32) 2016年9月20日
今後は再び地価や建築費の上昇が予想されるため、マンション供給立地が東京オリンピック開催エリアやリニア中央新幹線駅周辺などの資産価値が高いエリアと、利回りが維持できる都心周辺でアクセスのよい場所との二極化が進むと予測されています。
— MSKマンション経営 (@MSKowner) 2016年9月21日
しかしながら、東京オリンピック終了後には地価が暴落するという見方もある様です。
2020東京オリンピックが終わった後は地価が下がるはずだからその頃がマイホームの買い時!
— ノット (@juggtan) October 24, 2020
とか言ってた数年前の人にそもそもオリンピックがなくなったって言ったらどんな顔するかな
池上彰氏が警告!歴史からも五輪後は不況が確定路線に!「東京オリンピック後に株価も地価も大暴落する」 https://t.co/fwwSwYY8sp #東京オリンピック #東京五輪 #池上彰 pic.twitter.com/oknXataGXS
— 情報速報ドットコム (@jyouhoucom) January 19, 2020
東京って生活のコストが高いからこういう状況になるとやはり人が減るのだよな。ましてやリモート勤務なら東京に住む理由もないし。オリンピック中止で地価も暴落するのではないかな。
— (キンキュウジ)タイ🐡 (@nasitaro) March 30, 2021
それはオリンピックが終了するからという理由だけではなく、コロナの影響で東京に住む必要がなくなったり、首都圏でも高齢化が進み不動産に対する需要のピークが過ぎると考えられている為です。
続いてオリンピック関連の注目地域をチェックしていきます。
1. 新宿区・渋谷区・港区(新国立競技場・東京体育館)
開会式・閉会式は、建設費問題に揺れた新国立競技場で行われる予定です。もちろんオリンピックと言えば競技がメインですが、開会式・閉会式は国を挙げた大イベント!見に行きたい人も多いことでしょう。新国立競技場では陸上競技やサッカーも開催される予定です。
また近くの近隣では東京体育館では、今大会で男子も脚光を浴びた卓球が行われる予定です。更に渋谷駅は、2019年に商業施設やオフィスが入っている地上47階建ての渋谷スクランブルスクエアが完成しました。
さらに2027年には渋谷スクランブルスクエア第II期棟が完成する予定。新宿にも2029年に新しい駅ビルが誕生予定と周辺はとても便利になることが予想されます。
2. 江東区有明近辺
選手村は中央区晴海に計画されています。整備について特定建設者が決まるのはこれからですが、水辺や緑地を生かした開発。高齢者住宅やシェエアハウス、ユニバーサルな住空間が提案されているようです。
また近くの有明には、有明体操競技場(体操)、有明アリーナ(バレーボール)の建設が計画されており、周辺の整備が期待されます。
有明と晴海地区に挟まれた豊洲エリアも、オリンピックの選手村と各競技場にあるエリアである為、ショッピングと競技観戦の拠点として賑わうことが予想されます。
3. 品川駅・品川新駅周辺
JR東日本と京浜急行電鉄、都市再生機構が共に進めている新駅(高輪ゲートウェイ駅)が、2020年の春にJR東日本の山手線田町駅と品川駅の間に出来ました。
周辺の開発プロジェクトも決まっており、2025年にはまちびらきができる予定です。この周辺が便利になることは間違いないといえます。
更に品川駅周辺では2027年のリニア開業を控えている為、近隣では開発が進む見込みです。
4. 六本木・赤坂・虎ノ門周辺
迎賓館赤坂離宮の観光化を進める為、周辺にカフェなどの商業施設を整えることを政府は検討していました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを予定して新しい施設も増えました。
また、虎ノ門では東京メトロ日比谷線に虎ノ門ヒルズ駅が開業しました。更に虎ノ門には大規模なバスターミナルが設置され、羽田空港へのアクセスやオリンピック会場への移動が便利になるとともに、各路線のアクセスの拠点として便利になることが予定されています。
駅の開業に伴い虎ノ門ヒルズビジネスタワーも開業しました。商業施設にはスーパーや飲食店など58店舗が出店しています。
まとめ
オリンピックやパラリンピックに興味がある方はもちろん、興味が無い方もこれから東京周辺へ引越しする場合には、生活の利便性、通勤、環境など少なからずオリンピックの影響があると考えられます。
オリンピック開催が決定してから様々なエリアで再開発が始まったので、利便性や環境はより良くなっていると思います。引越し前に少しオリンピック会場を意識することで、その後の生活が変わるかもしれません。
もしも東京オリンピック期間中を東京で全力で楽しみたいという方は、マンスリーや短期契約のマンション、アパートを借りてみてはいかがでしょうか?短期契約で有名なレオパレス21では30日から1日単位で契約も出来ます。
コロナウイルスで東京オリンピックが開催されるのか、無観客での開催になるのかどうかはまだわかりません。しかしながら、オリンピックの影響で東京の利便性向上に向けた動きは引き続き継続されていくでしょう。今後の影響に目が離せません。
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著者プロフィール
パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。