引越し女子部公式ブログ

引越し部員達が女性目線から引っ越しや住まいに関する悩み解消方法をわかりやすくまとめています。

【体験談】賃貸住宅の設備不良とその後の対応

このエントリーをはてなブックマークに追加

f:id:blocube:20171214184610j:plain

引越しも終わりひと段落。しかし、いざ生活し始めると思わぬ住まいの設備不良に遭遇することもあります。私も過去に賃貸住宅に引越して数ヶ月経ってから、思わぬ設備不良に気付いたことがあります。

設備不良を見つけたら自分で設備を変えなきゃ行けないの?と思いがちですが、不動産会社に問い合わせてみると交換してくれる場合もあります。取り替えてもらえない場合もありますが。

自分で勝手に取り替えるとトラブルになることもあるので、一度不動産会社に問い合わせることが大切です。

そこで今回は、私が実際に体験した設備不良とその後の対応についてご紹介します。

1. エアコンの取付要望が通った例・通らなかった例

f:id:blocube:20171214184659j:plain

エアコンの取付「要望が通った例」

今から7〜8年前になります。愛知県に住んでいた頃に、エアコンについて仲介業者に相談したことがあります。引越し直後は春だったので、それほど気にすることもありませんでしたが、エアコンがとっても古かったのです。(おそらく10年以上前のモデルでリモコンが有線式のエアコン)

愛知県の夏はとても暑く35度以上になる日も多く、エアコンなしでの生活は小さい子供がいた私たちにとっては過酷な状況です。

しかし、エアコンをいざつけてみると冷風は弱く、その上臭く、何より翌月の電気代がとっても高かったのです。

早速不動産屋さんに、古い為エアコンの電気代が高く、利きが良くないと相談したところ、家主さんに交換するよう促してくれ、私は一切お金を払わずに、新しいエアコンでの生活を手に入れました。もちろん退出時は付帯設備として置いて行きました。

エアコンの取付「要望が通らなかった例」

一方で、エアコンの取付要望が通らなかったこともあります。

4〜5年前に宮城県へ引っ越した際は、エアコンがついていないマンションでした。愛知県から引っ越したので、宮城県の場合夏は涼しく、エアコンが無くてもやっていけると思っていましたが、そうはいかない事態が発生しました。

マンションは鉄筋コンクリートの4階(最上階)。窓は少なく、屋上からの熱が逃げにくく、熱が溜まりやすい階層や構造であったのです。

エアコンなしでの部屋の温度は、窓やドアを全開放しても40℃近くになり、貸主でもある不動産業者に普通の生活が出来ない為、エアコンをつけてほしいと相談をしました。

しかし、回答は何度どんなに相談しても「事前に付帯設備については説明しているので、つけられません」とのこと。

仕方なく、自分達で購入し取り付けることにしましたが、設置されるまでの期間は部屋が暑くなりすぎて生活が出来ない為、実家に帰ることとなりました。

 

自分で取り付けしたエアコンは、置いていくか持って行くかは貸主と借主との話し合いによって決まります。私としては置いていって付加価値分の買い取りをお願いしたいと相談したのでしたが、退去時に外してくださいとのこと。致し方なく外すこととなりました。

2. 古くなった設備を交換してくれた例

宮城県へ引っ越した時は、夫の会社の指定のマンションであった為、引っ越し当日まで間取り以外は何も知らない状態でした。

引っ越し当日、部屋に入って驚いたのが、古さです。浴槽はボロボロ。洗面台も古く20〜30年前のものです。

あまりの古さに愕然として不動産屋さんに正直に、こんな風呂には入れないしこんな古い洗面台は使いたくないと伝えた所(不動産屋さんは悪くはないのですが)、快くとはいきませんでしたが新品のものと交換してくれました。

3.クロス交換をしてくれた例

宮城県に住んでいた時のマンションは、古い鉄筋コンクリート造りのマンションで、冬場は暖かいのですが、外との温度差で大量の結露が出ました。

結露によってクロスにカビが大量発生し、売主でもある不動産屋さんに相談したところ、クロスの交換をしてくれました。

同じマンションに住んでいる人に聞いたところ、大抵どの部屋でも結露によるカビは同じように発生していて、そのまま放置をしている方もいれば、私と同じように不動産屋さんに相談しクロス交換をしてもらった人もいたようです。

4.故障による修理要望が通った例

ある日換気扇が突如動かなくなりました。(宮城のマンション)ひもでON・OFFするタイプの業務用のような大きな換気扇です。不動産屋に連絡し、ひも式からスイッチ式に変更し修理もしてくれました。

5.建具交換をしてくれた例

引越してから数ヶ月後、今までは普通に開閉出来ていたトイレのドアが開閉しにくくなりました。開閉しにくいものの、ドアは閉まるのでそのままにしておこうかとも思ったのですが、念の為不動産会社に問い合わせてみたところ、家主負担で後日修理してもらうことが出来ました。

まとめ

賃貸での付帯設備の故障は、通常貸主が負担することになっています。私も体験した換気扇の故障や、エアコンの故障などです。

一方、はじめからなかったエアコンをつけてほしいという要望が通ることは、エアコンが無いことを前提に安い家賃設定になっていることもある為、稀なようです。

自分でエアコンを取り付ける際は貸主の承諾が要りますし、故障した場合は自己責任となります。ただし、借りる際の交渉でエアコンを取り付けしてくれたり、借りた後の交渉で付帯設備として認めてくれたりすることもあるようです。

また、古いことを理由に設備を交換してくれることは、老朽化の具合や程度によりケースバイケースのようです。「売買契約書」に修繕すべき設備等の範囲についてが記載してあると思うので再度確認してみてください。

附帯設備の不良や故障、不具合は、一人で悩んでいても何の解決にもなりません。まずは仲介業者である不動産屋さんや、場合によっては貸主さんに相談してみてくださいね。

関連記事

著者プロフィール

引越し女子部 パピヨン

パピヨン
夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。