引越し女子部公式ブログ

引越し部員達が女性目線から引っ越しや住まいに関する悩み解消方法をわかりやすくまとめています。

引越し先について事前に確認した方が良いこと5選!

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引っ越し後によくある話が、想定外の出費です。新居に荷物を搬入し、いざ生活をしようとした頃に、買わなくてはならないものがある事に気付く方も多いです。

そして急な出費が発生し困るのです。そうならないためにも、引っ越し前に確認しておきたい引っ越し先の設備について5つ紹介していきます。

1.ガスコンロのタイプを確認しておく

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ガスコンロは、大きく2種類のタイプがあります。1つは都市ガス用のガスコンロでもう1つがプロパンガス(LPガス)用のガスコンロです。

引っ越し前に住んでいたところが都市ガスで引っ越し先はプロパンガス(LPガス)だという場合や、その逆の場合でも、これまで使っていたガスコンロとは別にガスコンロを新たに購入する必要があります。

現在住んでいる場所のガスの種類の確認方法は利用明細をみるか、ガス会社に確認するか、LPGガスが設置されていないか、ガスメーターを確認してください。個別ボンベで無く、地中配管で別の場所にLPG集合タンクがあることもあるのでご注意を!

ガスの種類を調べる方法
  1. 利用明細を見る
  2. ガス会社に電話
  3. ガスメーターを確認
  4. ガスボンベがあるかどうか

ガスの種類は要確認!

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同じガスなのだからどのガスコンロであっても対応出きるのではないかと思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、危険なので絶対にやめて下さい。

家庭用のガスということでは同じですが、ガスの成分や比重が異なるのでメーカーもそのガスにあった燃焼効率や安全性を考えてガスコンロを作っています。

もし都市ガス用のガスコンロにプロパンガスを使用したり、プロパンガス用のガスコンロに都市ガスを使用した場合、次のような事態が考えられます。

  • 不完全燃焼が起こり一酸化炭素が発生。
  • 大きな炎が上がる。

これらは、最悪の場合人命にも関わります。そのため、適切なガスコンロを使用する必要があるのです。

LPガスと都市ガスどっちが高い?

また、出費でいうと一般的にLPガス(プロパンガス)は、都市ガスに比べて料金が高い場合が多いです。都市ガスからLPガスに代わる場合、ガス代が高くなる事を想定しておかなくてはなりません。

ガス栓も同時に確認しましょう

ガス栓にはホースエンド型コンセント型の2種類があります。赤い線がある方がホースエンド型で何も線がない方がコンセント型です。

どちらも取り付け方法が違います。ホースエンド型のガス栓の場合は、ガスホースと留め具で留めるようになっていますが、コンセント型のガス栓の場合は、ガスホースと留め具に加えてゴム管ソケットが必要になりますので注意してくださいね。

2.東日本と西日本をまたぐ場合、家電製品が使えるか確認しておく

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日本の電気は、電気のプラスとマイナスで交互に入れ替わる交流式が採用されています。そのプラスとマイナスで交互に入れ替わる回数が、東日本は1秒間に50回、西日本が1秒間に60回と違いがあります。

これをHz(ヘルツ)という周波数の単位で表し、東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっています。家電製品もこれに合せて50Hz専用や60Hz専用となっているものがあります。

電気器具の表記を確認

電気器具には「50Hz」か「60Hz」、あるいは「50/60Hz」と表示されています。「50/60Hz」と表示されていれば、全国どこでも使用できますが、単独表示のものは、使用地域が限られています。

50Hz専用の家電製品を60Hzの地域で使用する場合や、その逆の場合は、家電製品が使用できなかったり家電製品の性能がおちたりするケースがあります。

古い家電や蛍光灯照明器具、電子レンジ、洗濯機などは周波数が異なると動かない事も考えられますので、東日本と西日本をまたいで引っ越しをする場合には注意が必要です。

最近のものなら基本的に対応しています

ただ最近はHz(ヘルツ)フリーの製品も多く出ています。また、Hzフリーと謳(うた)っていなくてもどちらの地域で使える家電製品もありますので、詳しくはその家電製品の説明書やメーカーに問い合わせることで確認する事が出来ます。

そのまま使えるもの

電気こたつ、電気ポット、電気毛布、電気コンロ、電気ストーブ、トースター、アイロン、電気温水器、テレビ、ラジオ、パソコン

そのまま使えるが能力が変わるもの

扇風機、ヘアドライヤー、換気扇、掃除機、温風暖房機、ジューサー・ミキサー

そのままでは使えない可能性があるもの

(部品交換などが必要です) 洗濯機、タイマー、電気時計、電子レンジ、衣類乾燥機、蛍光灯(インバータータイプは使えます。)、ステレオ、テープレコーダー

※これらは機種により異なります。

3.必要なカーテンの数

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引っ越し先によっては部屋の数が増えるということも多いです。その場合、窓も増えることが殆どです。

窓の数が増えるとその分だけカーテンやブラインドが必要となり、追加で購入しなくてはならないということも少なくありません。見落としがちなのは、引っ越し前と引っ越し後で窓の数が変わらない場合です。

窓の数が変わらなくても窓の大きさが変わる場合には、使っていたカーテンが使用できない事も多いです。窓の数だけでなく高さと幅もしっかり測っておきましょう。

4.引っ越し先の気候が変わる場合、追加で冷暖房設備が必要になることもある

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世界から見ると小さい日本ですが、同じ日本でも地域によっては気候が大きく異なります。温かい地域にいた人が寒い地域に行く場合、これまで使っていた暖房器具だけでは寒く、追加でこたつやストーブ、電気カーペットなどの準備が必要になるという事も考えていた方が良いです。

反対に寒い地域にいた人は、温かい地域に行った場合に夏場の暑さが想定以上だったということも多く、各部屋にエアコンがないと生活できないという状況になることも考えられます。

5.照明機器の準備が必要か確認しておく

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引っ越し先が新築の場合、ソケットやシェード、電球・蛍光灯などの照明設備が必要になります。賃貸物件の場合、照明設備が始めから付いている場合と1から準備しなくてはならない場合があるので、引っ越す前に追加で購入する必要があるのかどうかを確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。意外と見落としがちな内容もあったのではないでしょうか。ガスコンロやガス栓の種類については私も見落としていたことがあるので、確認しておくことをお勧めします。

引っ越し後に想定外の出費があることは誰でも避けたい事だと思うので、これらの内容を事前に把握しておき、計画的に必要なものを準備していきましょう。

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著者プロフィール

パピヨン

パピヨン

夫が引越し業者で働いていた経験があり、引越し業界の内部情報のネタが豊富です。